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布基礎とベタ基礎の違い・特徴

2020.7.12

布基礎とベタ基礎の違い・特徴

家を建て始める時、一番最初にする基礎工事。

この基礎工事にも住宅工法同様、様々な種類がありますが、今回はベタ基礎・布基礎の2点に絞って見ていきたいと思います。


<布基礎>

布基礎は、柱や外周壁、主要な間仕切りの下になる部分にのみコンクリートを打設するタイプの基礎です。

ベタ基礎に比べ地盤の影響を受けやすくなる為、元々地盤のしっかりした土地や地盤改良を施した土地に採用されることが多いです!

床面スラブに防湿コンクリートを打設していたとしても、鉄筋は入っていない為、基礎構造としては外周部や間仕切りなど主要部のみとなります。

これは、局所的にかかる荷重に強い為、鉄骨造などで基礎の立上り部に強い荷重がかかるような構造体に適している場合が多いです。

他にも、基礎の設置高さが深くなってしまう場合、その分の掘削に伴う残土処理に費用が掛かってしまう為、コストの面から布基礎での打設が採用される場合もあります。



<布基礎のメリット>
・ベタ基礎に比べて、基礎となる部分に使用する鉄筋の量やコンクリートの打設量が少ないので、手間や工期も短縮できる。
・材料費や人件費を節約できる。

<布基礎のデメリット>
・地盤が歪んでいる土地の上に基礎を設置した場合、一部の地盤が弱いところに基礎が差し掛かってしまうと、建物の沈下の原因となる可能性がある。
・防湿コンクリートを打設してない場合、地面からの湿気が溜まりシロアリが発生してしまう場合がある。


<ベタ基礎>

ベタ基礎は建物の床下全体に満遍なくコンクリートを打つタイプの基礎です。

軟弱地盤であっても安定性の高さから木造住宅に採用される場合が多くあります。

その形状もいくつかあり、耐震性を高める為に外周部や内部の立上り部分を深基礎にしているものもあります。

コストは掛かりますが、配筋についても鉄筋径を太くし、配置の間隔を狭めることで、より高耐久な基礎を作り上げる事も可能です。

2019年の新築着工数の内、構造体が木造である割合は全体の約40%を占めています。

ベタ基礎は木造住宅に多く採用されている為、高い需要を持っています。



<ベタ基礎のメリット>
・建物の荷重が基礎全体に分散されるので、建物が沈下する可能性が比較的低い。
・布基礎に比べてスラブ面のコンクリートが厚い為、地面からの湿気が発生しにくく、シロアリの被害も抑えられる。

<ベタ基礎のデメリット>
・床下全体に配筋とコンクリートを打設するので、布基礎に比べて材料費や工期などがかかってしまう。
・建物の規模によっては基礎のためだけにかなりのコストが発生する可能性がある。

基礎工事の部分は建物が出来上がってくると隠れて見えなくなってしまう箇所ですが、建築工事の根幹となる重要な工程です。

一概にどちらかが優れている、劣っているというわけではありませんので、現場環境の条件等、その時々によって適した工法を選ぶのが一番です。