ライフタイムデザイン社の井上です。淡路島もすっかり冬模様……北西の季節風が吹き始め冬到来の雰囲気です。いつものモンキー125で現場へ!今日はロンTにフライトジャケットだけですと寒さが身にしみます。現場は淡路市釜口地区ばっかですので、まだマシですがこれからの季節の西浦の現場はなかなか過酷です。今日の感じだと海は白波が立って荒れてるでしょう!
現場を選べませんが、ラッキーって感じですね(笑)
先ずは大きなウッドデッキにジャグジー付きのタイニーハウス。昨日合併浄化槽の設置が完了。本日から水道の外部配管。明日には基礎内の水道配管です。最近は当たり前に建物が建つ前に先行配管をします。私がこの仕事を始めた約30年前は、水道工事は足場解体して最後にやっていましたね……。理由は良く分かりませんが、明らかに今の基礎の段階で先行配管した方が効率的です。長い配管を振り回すにも…また建物が建った後ですと、外壁を汚したりキズをつけたり……忙しい時代で事前の打ち合わせが綿密でなく、俗に言う現場合わせ?が当たり前だったのかもです(笑)
水道配管が終われば、第1便の土台や床合板を搬入して棟上げ準備です。第2便の荷受けして先行足場も設置して棟上げをむかえます。そういえば先行足場も当時は無かったですね~(笑)今から思えば、安全意識や事前の打ち合わせ等もある意味おおらかな時代でした(笑)
コチラは昨日棟上げ完了したWB工法第2弾。外部仕舞いができました!これまではグラスウール断熱かウレタン吹付けが多かったのですが、WB工法本部が推奨するフェノールフォーム系断熱になります。柱の間に充填するのですが、隙間を壁内通気させますので、厚みが薄くてもしっかり断熱性能を発揮出来るようにフェノールフォーム系断熱一択になります。サッシもコチラの家では樹脂サッシを採用しました。YKKのAPW330遮熱Low-Eガラス。これまでは外部がアルミで内部が樹脂の複合サッシが中心でしたが、より熱を伝えにくい樹脂サッシになります。樹脂と言いますと紫外線劣化をイメージしてしまいます。例えば洗濯バサミなんかは、屋外で使うとパリパリに割れて、すぐに買い替えるイメージが有りますが、樹脂サッシは塩化ビニール製。電線の被覆がそうで非常に劣化しにくい耐久性の高い素材です。金属より熱を伝えにくいので断熱や結露には強いのが最大のメリットです。
ただアルミ樹脂複合サッシに比べて、見ての通り枠材が分厚いです。デザイン的にはスッキリ?とはいきませんね!また引違い窓のスライドも気密を重視しているのか、軽く開け閉めというより多少抵抗を感じます。しかし今やAPW330は気密断熱を重視した場合は最有力のサッシかも?まだまだAPW430というトリプルガラス仕様も有り、YKKさんだけでなくLIXILさんもEWやTWシリーズ等、比較的年中穏やかな気候の淡路島でもペアガラスサッシは当たり前で、トリプルガラス仕様も普及する時代になってきました。壁や屋根の断熱も大事ですが、窓からの熱損失の方がよほど多いのも事実。省エネ住宅のスタンダードになってくるでしょう!平成の時代には考えられない高気密高断熱住宅が、令和の時代には当たり前になってきました。単に数値を重視するだけでなく、快適な高気密高断熱住宅をイメージしたときに、ウチが採用しましたWB工法。
なかなか空気感をお伝えしにくいのですが、湿気や臭いを自然に壁から排出する事で、年中快適なお住まいになりますよ!